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岸田ポン酢の本だいだいしぼり酢

冒頭から脱線気味ですが、今日は幕末を想いながらポン酢を学ぼうの巻。

 

家事ヤロウ!!!(テレビ朝日)で(株)岸田商会の本だいだいしぼり酢が紹介されました。

メーカーには問い合わせ殺到、売上爆上げで、嬉しい悲鳴。

担当営業に電話したら「在庫を確認してみないと…」と普段聞かないセリフ。

一般消費者のパワーは凄いですね。

 

岸田ぽん酢 本だいだいしぼり酢(1800ml)

大切に育てられた青取りだいだいを一つ一つ皮を剥いて搾りました。
大正12年創業以来、培った業を用いて、丹精込めて作っています。
本だいだい酢は、皮を取って搾汁するため香りも程よくまた、外皮に含まれる渋みも少ない為、上品で素材本来の持ち味を引き立たせます。

 

《番組で紹介されたポン酢の合わせ方(一人前)》

①岸田ポン酢大さじ2+みりん大さじ1+レモン汁大さじ1+醤油大さじ1+鰹節少々をボウルに入れて混ぜ合わせ、1日置く。

②鰹節をザルで漉して完成!

 

(株)岸田商会は大正12年の老舗で、山口県萩市にあります。

といえば毛利36万石の城下町。歴史的町並みに錦鯉が泳ぎ、吉田松陰の松下村塾を訪れた事を思い出します。

さて、

1863年幕末の政治事情から藩主が山口に移り、人口が激減すると、藩主と侍の消費により成立っていた萩の経済は大打撃を受けました。

明治政府の士族の給禄奉還が萩の経済的陥没に追い討ちをかけました。

1876年、小幡高政は、廃屋同然となった広大な萩の土地に生気を取り戻すために、だいだいを栽植しようと発想しました。そして明治9年種子を蒔き、翌明治10年苗木10,000本を接木し、明治11年苗木を士族に頒布しました。

 

明治維新が無ければ、私達はこの商品を知らなかったかも知れませんね。