手箱きじ再訪 雉は恋の季節です

おはようございます。
高知県、いの町に来ています。

今週は雨と晴れが繰り返す天気予報ですが、昨日は雨、今日(2026年4月8日)は晴れました。明日はまた雨予報です。強運です。

セレクトフーズで雉肉の販売を開始してもうすぐ3年になりますが、本川手箱きじ生産企業組合に伺うのはその時以来となります。

伊予西条から国道194号線を南進すればすぐ到着しますが、新寒風山トンネル(全長5432m)が完成するまで、30年前は、蛇腹の狭路を旧寒風山トンネルまで上がって下っていました。

伊予西条~高知は相当難儀で、あまり近づきたくない処でした。私は国道名を「国道194(イクヨ)は行くな」と覚えていました。
自然がたいへん豊かという事です。

旧寒風山トンネルから始まるUFOライン(瓶ヶ森線)はコマーシャルにも使われる景観でとても有名です。多くの登山客でにぎわいます。

近所には「仁淀ブルー」として知られるにこ淵もあります。(写真は当日早朝撮影)

ただのダム湖(長沢貯水池)でさえこの美しさです。

岡山の桜カーニバルは終わってしまいましたが、雉舎の標高は700mもあるので、二度目の花見が出来ました。

高知県は南国イメージですが、四国山地は標高が高いので冬はとても厳しいです。近くの木の香温泉の水道管が凍結破裂して休業しているのをよく目にします。
厳しい寒さ、寒暖差はおいしい雉肉を作ります。
駐車場に着きました。
敷地近くまで来ると賑やか、結構大き目の鳴き声がします。

社員の方と猫(事務所でごそごそしている)が迎えてくれました。
新製品を紹介いただき、こちらからは製品への要望や、商売の状況を報告いたしました。
「以前、軍鶏のメニューを出していたお客様なんですが、養鶏場が廃業されて代りを探していたそうです。焼いて美味しい肉が見つからなくて、手箱きじに辿りついたそうです。ここの雉はとても美味しいと料理長が褒めておられました。他所は一羽売りが多いけど、うちは肉とガラを別々で買えるので焼いて使うお客様にも便利な店らしいです。」
「この前少しだけ買って良かったので、と、肉とガラで15羽くらい注文頂けました。」
「雉ガラだけ、スープ目的のお客様も増えました」
最近新規のお客様が多いので、注文増えると思います、たくさん売ってくださいとお願いしました。

雉ガラは2kgくらいの塊になっていて不定形なので、「隙間なく箱詰めするのがとても難しいんですよね」という話から

「雉ガラの計量を女性社員にお願いすると、目が合うので嫌がるんですよ」と言うと、「気持ち悪いので頭を取って欲しいというお客様と、頭がある方が良い出汁が取れるという人がいる」と教えてくれました。
手箱きじは雉鍋セットや雉重セットとして一般のお客様にも販売されているから主婦のお客様などは怖がるかも知れません。
「うちのお客様は生きた魚を平気で絞める調理師ばかりですから、良い出汁が出るなら、頭はついている方が良いですね」とお伝えしました。

お伺いしたのは9時でしたが、さっきまで生まれた卵を集めて拭いていたそうです。
「見て頂けませんでしたね、仕事残しておけば良かったかも知れません」
そういえば雉は恋のシーズンでした。
ブロイラーと違って雉は一年に一度しか繁殖しません。ちょうど今です。

事務所の横にある産卵用の雉舎を見せて頂きました。

中は畳一畳ほどの小部屋に分かれていて、

オス1羽に対して、メス6羽で生活しています。
ハーレムですね。

ニワトリ(キジ目キジ科)のオスを複数同居させると強いオスが弱いオスを追い回して大変の事になるので、きじも混ぜると凄い事になるのでしょう。

カメラに網が写り込むので、戸を開けてくださいましたが、雉は驚きもせず冷静でした。飼い主以外の人でも大丈夫なんですね。

家畜化されたニワトリと異なり、雉はほぼ野生種のため元気すぎて、騒いだり、すぐに飛んで雉舎を縦方向に立体的に使っています。
一羽のメスが仕切り網を突き破って隣の部屋に首を出しました。頭が抜けなくなって身動き出来ず困っています。暴れず思考停止してました。(後で助けておきます(^^;) )

今年は去年より増産するので、いの町から補助金を貰って骨組みだけの雉舎を住めるようにするとの事。広い雉舎で過密を避けて、元気に走り回れる環境をつくるそうです。雛が大きくなって窮屈になるまでにリフォームしないといけません。

養キジ業者が少なくなっているので、全国からお客様が流れ込んでいるようです。当社のお客様も増えているので増産いただけるのは有難いです。

「米田さんて、どんな人なん?て嫁が聞くのでツーショット撮らせてー」の図。翌日メールで届きました。


ブログのバックナンバーより(2023年7月)

